ハンドメイド・ニットウェア

毎日暑い日が続きますね。こんなに暑い日が続いているのですが、ニットウェアのプロジェクトをご紹介します。

みなさんはアランセーターをご存知でしょうか。
アランセーターの起源は諸説あり、様々な伝説もあるのでここでは述べませんが、その特徴はアラン模様と呼ばれる縄を編み込んだ様な装飾的な模様、そしてそれは編み手による完全なオリジナルであるということです。
日本では、1963年の第1回日本グランプリで優勝したカーレーサー式場壮吉さんがパリのディオールで入手し1964年12月発行の雑誌「メンズクラブ」第40号の巻頭グラビアに着用した姿が掲載されたことがきっかけで、その後ヴァン・ヂャケットにより1970年代に大流行することとなった歴史があるそうで、当時のモノをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

私たちは、このアラン模様を取り入れたオーダーメイドのハンドメイド・ニットウェアのプロジェクトに取り組むことになりました。

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ハンドメイド・ニットウェア

“ファストファッションは否定しないけど、
自己表現のために季節ごとの買い揃えと
処分が本当に必要なのかな …” 
ご自身の消費スタイルへの疑問からプロジェクトが始まりました。

プロジェクトオーナーがカタチにしたいものは...

ファスト・ファッションと言われるメーカーやブランドの、とても手に入れやすい洋服が登場してから随分と時間が経った。季節ごとに新しいアイテムを買い揃え、着なくなったアイテムを処分するサイクルを覚えてしまった。
多分、今、ファスト・ファッションは生活に欠かせないし、ファスト・ファッションは否定しない。
とても手に入れやすくてとてもありがたい。けれど、自己表現、や、自分自身の精神を整える、そのために季節ごとの買い揃えと処分が、本当に必要なのかな。
今年は去年にくらべて成長はしたけれど、自分自身の本質が変わったとは思わない。
変わらない自分自身の本質を表現するには、本当に長く愛用できるファッションが必要なのだと思う。
だから、これからは、たとえファスト・ファッションであったとしても、できるだけ長く愛用しようと思うし、いつか、一生愛用できるほどの丈夫さと愛着を持ち続けられる洋服に出逢いたいと思う。
そして、同じ思いを持つ人がいれば、その方たちにも愛用してもらいたい。

一生愛用できる丈夫さ と
愛着を持ち続けられる
洋服に出逢いたい。

一生愛用できる丈夫さ」ってなんだろう。
単に分厚いとか、燃えにくいとか、切れにくいとか、製品そのものの機能が丈夫であることと、一生愛用できる丈夫さは違うのではないか、と私たちは考えました。
私たちは、愛着を持ち続けられる特別感があること大事に大切にお取り扱いされること万が一の際にはメインテナンスできるサービスをご提供すること、この3つが揃っていることが「一生愛用できる丈夫さ」であると考えました。

思いを共有したい。

ファスト・ファッションの対極に一点モノのオートクチュールがあります。
プロジェクトオーナーとともに私達がカタチにしたいものはオートクチュールではありません。
プロジェクトオーナーの思いに共感いただける方に向けご提供させていただく数量を限定したお品です。
それは、共感いただける方とともに、少しでも世の中を変えたいから。
自然素材の原料を使い、長く着用し続けてもらうことで捨てるを減らしたい。
それは、環境負荷を下げたいから。
実現できることは小さいけれど、はじめの一歩が大事。

そして、はじめの一歩としてカタチにするのはハンドメイド・ニットウェアです。

ハンドメイド・ニットウェア

はじめの一歩としてカタチにするのはハンドメイド・ニットウェア、手編みのアランセーターです。

もちろん、選んだ理由があります。
ご注文いただいた方のためだけに、ひとりの編み手(ニッター)が、少なくとも90時間以上を掛けて、一切の機械を利用することなく、100%ウールの糸をから一着を編み上げます。そこには一切の無駄も妥協もありません。
工業製品にはない、手編みであるがゆえの高度なバラつきが、一着ごとに異なる味わいを生み出します。

セーターのデザインは、企業や書籍へデザイン提供をするとともにニット・アトリエを主宰、そして様々な受賞歴を持つニットデザイナーの手によるものです。それはアラン諸島で伝承される幾つかの伝統的な模様を組み合わせ形作られ、着る方の幸運、安全、長生き、成長、将来の繁栄への願いが込められています。

そして、最高の着心地と満足のために、サイズ(バスト/チェスト、着丈、肩幅、腕長)、カラー(見本から選択)、ゲージ(糸の太さ)、襟・袖の処理などをご指定いただける、フルオーダーに近い対応のスペックをご用意しました。

一生愛用できる大きな愛着へと繋がるはずです。

長くお使いいただくために

ニットウェアを長くお使いいただくためには、日頃のお手入れと適切な保管環境の維持がとても重要です。

日頃のお手入れは、着用後の湿気取り、ブラッシング、毛玉取り、アイロンスチームによるシワ伸ばし、そして手洗いと平干しなど、ニットウェアのお手入れの定番を欠かさずに行うことです。

一方で、もっとも難しいのが適切な環境での保管です。
クローゼットや衣装ボックスなどの多くは湿度コントロールや密閉性の観点で必ずしもニットウェアに適している環境ではありません。そのため、たたみ皺がついてしまったり、あるいは衣類害虫による虫食いなどが発生してしまう場合もあります。

私たちは、様々な住環境の中でもニットウェアを適切に保管いただくため、ニットウェアの部屋をご用意いたしました。
また、ニットウェアにアクシデントが生じた場合への補修サービスの提供をご用意し、特別なニットウェアを長くご愛用いただくためのサポートを行います。

ニットウェアの休む部屋

私たちは、ニットウェアの部屋 として特製の桐箱をご用意することといたしました。

日本では、高温多湿、気温差の激しい四季の中で、大切な大事なものを守るために、古くから桐箱を用いてきました。
美術品、茶道具、呉服などが収納され現代まで保存されていることで知られています。

桐は、空気を多く含む繊維構造が生み出す高い調湿特性と難燃・耐熱性、含有するタンニンによる高い防腐・防虫性、そして弱アルカリ性質により弱酸性物質の酸化を抑制し劣化を防ぐ機能があり、ニットウェアの保管に大変適した素材です。

私たちは、古くから家具作り・桐箱作りが盛んな地域である広島県東部府中市で長年事業を営まれている企業のお力をお借りし、この素晴らしい素材である桐を、伝統的で高い技術力によりニットウェアの休む部屋として仕立ていただき、適切な保管環境としてニットウェアとともにご用意いたします。

ご提供の方法

12月下旬から1月中旬にクラウドファンディングサイトでの受注を開始する予定です。

詳細が決定次第、ホームページおよびクラウドファンディングのサイトにてご案内いたします。また、SNSでのご案内も計画しております。

ホームページからのお問い合わせも歓迎いたします。